ドロップバーエンドバー


発注


  Origin 8 Bicycle Drop Ends Blackが届いた
米アマゾンにて購入。製品$21、送料$23
予定日過ぎても届かないから、やきもきしていたが、
10日ほど過ぎて無事到着。
普通郵便だったので、トラッキング出来なかったようだ。

ちょっと高いけど、日本のアマゾンでも発見
 日本で買えば、送料無料であるのだろうけれど、
検索しても←の短いのしか見つからなかったので
初輸入にチャレンジしてしまった。
 あさひがちょっと長いのを取り扱い始めた模様。

導入


取り付け位置は、いろいろ試した結果、ハンドル外側を握れるようにして、その内側に取り付けるのが一番良さそうだった。元々エンドバーをそこに付けて、センターバーとしていたので、違和感がない。

ドロップバーエンドバー側面 ドロップバーエンドバー上面

以前から付けていたセンターバーを内側に寄せ、上向きにすることで、ブレーキ、シフターとの接触をギリギリ回避。ブレーキを下に向けると、ブレーキを握る時に手が邪魔になって、ミラーが見えなくなる。
わずかな違いで利便性が変化するので、調整が面白い。
 
結局の所、元々の状態から大して変わらなかったので、ハンドル上部からのブレーキや、シフトは問題なく行える。しかし、下ハンからの操作は遅れるので、安全なところでしか使えない。
 
このままでは、フロントバッグも取り付けられないので、何とかしたいところ。
ロードバイクを買えば、全て解決するような気がしなくもないが、シクロクロスかMTBが自分には合ってそうな気もして、欲しいバイクの方向性が定まらない。




ドロップバーを使って走ってみた感想。まとめ


  • 利点
    • 前傾になるので、風の抵抗が減る
    • 自然と踏み込みに力が入る姿勢になる
    • 体がぶれない (無駄が無い?)
    • ポジションが増えるので、疲労を分散できる
    • コーナーを曲がる時、車体を倒しやすい
    • ブレーキ・シフターの交換が必要ない
  • 欠点
    • ブレーキ・シフトが遅れる
    • 姿勢が辛い (慣れれば問題ない)
    • バーの角度が変 (フラットバーが曲がってるのが原因)
 
ついでにセンターバーもまとめてみる
  • 利点
    • ポジションが増えるので、疲労を分散できる
    • 前傾にもなれるので、抵抗を減らせる
    • バーを引きやすく、力強く踏み込める
  • 欠点
    • ひじ当てがないので、長時間前傾は辛い
    • 挙動がクイックになる
 
ハンドルの外に取り付ける、本来のバーエンド的な使い方は、自分には扱いにくかった。理由は、間隔が広すぎるのと、ブレーキが遠い事。(エクステンションは存在する)
そのため、ハンドルを切り詰める人が多いが、なんかもったいなくて、カット出来ず、その結果、現在の形状に至る。外側にフラットが残ってるのは結構便利で、結果オーライ。




現在の各種ハンドルの使い方


ドロップバー 見通しの良い場所で頑張る時。
センターバー ちょっとだけ頑張る時。気楽に走る時。
フラットバー 疲れてるけど踏ん張る時。悪路で自転車をコントロールする時。

ハンドルの名称を参考に補足すると
肩 トリガーシフトの場合、変速・ブレーキが使えるので、一番使う場所。
エンド部 ハンドルを引く元気がなく向かい風の時。ハンドルに体重を乗せてだらだらと。。。前傾手放しする時、ここに指で輪を作って、触れないようにすると、やりやすい。

















以下、過去の感想の記録



前傾になるので、風の抵抗が減るのと、踏むパワーが出る効果が得られ、スピードが伸びた。出力が上がるということは、当然、疲れるのも早い。

センターバーを使用して、前傾で走ると、狭苦しいのだが、下ハンだと空間に余裕があり、走りやすい。ただし、姿勢は辛い。

下ハンは脚を回しやすく、高ケイデンス向きのフォームだと感じる。
 
センターバーだと体全体を使って、軽く揺れながら走れるのに、下ハンだと、足だけで走ってる感じで、あまりブレない。
なので、センターバーの時の感覚を、下ハンでも再現するように練習中。
下ハンでも自然に走れるようになってきたが、まだセンタバーの方が楽に速く走れる。

センターバーでは、前乗りでジョギングする感じで走ると気持ち良かったが、ドロップバーだと、後ろ乗りで腿上げする感じで走るのが心地よい。

フラットバーが完全なフラットではないので、ドロップバーエンドの角度が微妙に変になる。
今はもう慣れたが、最初の頃はがっちり握ってたのか手が疲れる事がよくあった。

長距離を走って思ったのが、センターバーとドロップバーの2本付けなので、手を置く面積が広く手が疲れにくい。バーテープを巻くともっと良さそう。

登り下ハンも使いやすく、センターバーだと、姿勢が高くなりやすいが、下ハンだと丁度良い高さになる。
まだ、本格的な登りで使ったことが無いので、プラシーボである可能性も高い
 
あちこち走ってみると、登りで下ハンはあまり使えない模様。
理由は、体力が足りないのか下ハン状態が維持できない事にある。
元気な時に下ハン握ってグイグイ上るのはかなり爽快。
 
あと、クライムで腰が痛くなってきた時に、下ハンを構えると痛みが抜ける時もある。
しかし、その頃は疲れ果ててるので、持続できずどのぐらいの効果があるのか未知数。
多分、姿勢が変わることに意味があるのだろうと思う。

最初の頃は、ブレーキが邪魔で、ドロップバーの前側を握れなかったのだが、ブレーキに親指をかける事で、何とか握れるようになった。
これにより、ハンドルを引きながら走れるようになったので、ここぞと言う時に、踏ん張れる。
最近はハンドルを引くより、体を前にのめり込ますようにして踏ん張るようになってきた。
尻漕ぎを意識して、骨盤が立つようになると、ハンドルを引くフォームに戻った。

このハンドルの形状を、アナトミックと呼び、調べてみると、うねってるあたりを握るのが普通らしく、前を握るのはちょっと違うみたい。
確かにSTIが付いたら、前握るのは難しいかもしれない。

うねってるところを握るようにしてから、楽に走れるようになって、下ハンで巡航する割合も増えて、単独巡航なら、下ハンがいいと思えるようになってきた。
追いかける時は、まだセンタバーの方が扱いやすい。
 
ブレーキを引けない事が、最大の問題だと思っていたが、ブレーキを使う=減速時であり、危険予知で対処可能。
それよりも、シフトが使えない事の方が辛く、足が足りなくなった時に、シフトチェンジのタイミングが遅れ、ヘタレてしまう。
これも、予測にて対処可能なのだけど、なかなか適正ギアを先に読むのは難しい。
昔の人は、Wレバーで走っていたのだから、慣れなんだろうか?

下ハン状態で手放しへ移行すると、凄くパワーが出る。
しかも、その状態で、サドルから尻が浮かせても走れてしまう。
この姿勢を維持するのが理想なのだろうけれど、かなり辛い。

調子の良い時は、下ハンを構える時に手放しになっても、平気な感じになる。
駄目な時は、ハンドルを触っていないと、不安定になる。
身体を、体幹で支えられているかどうかが、よくわかる。

最初は、いろいろ限界を試すので、すぐにバテていたが、今は、下ハンで巡航することも出来るようになった。
とは言え、2km続けただけで、そこそこ足に来る貧弱なレベルなのだけど。
10kmぐらい続ければ、いいトレーニングになりそうだ。 

前傾は、構えるだけで出力が上がるので、最初の頃は、頑張って踏まずとも、姿勢を維持するだけで、十分なトレーニングとなる。

インターバルトレーニングをやるのは、もがける下ハンが一番使いやすい。高出力に向いている感じ。

自分より、ちょっと速い人や車に追従する時は、センターバーの方が調子が良いようだ。
ドロップポジションに慣れてないのと、操作性が悪いから速度調整が難しいのだろうか?
他者のペースに合わせるのが得意でないだけかも?
 
センターバーは全身を使ってハンドルを引きつける走りがやりやすく、一番パワーが出る。
下ハンでも、前を構えれば出来なくはないのだが、自然な姿勢ではないのかパッとしない。
この辺は走り込めば慣れてくるのかもしれない。

そもそも、下ハン握って走ってる人なんて、めったに見ないわけで、扱いやすさは、センターバーの方が勝ると思われる。スマートに走ってるなーって人は、DHバーだったりするし。

下ハンを使い慣れてくると、その快適性ゆえ、ロードバイク乗りが、下ハンを持たないのが疑問になってくるが、どうやら落差が違うらしい。
ロードバイクでは6~9㎝が普通らしく、フラットで3㎝、下ハンで15㎝のプレスポでは、下ハンを持ち、肘を伸ばして浅い前傾にする事で、丁度良いポジションとなるようだ。
その結果、下ハンでだらだら走るのが気持ちいい自転車になったと推測される。

センターバーは、ポジションの少ない一文字バーの特権かと思っていたが、古くはロードレースにも取り入れられていたようだ。トライアスロン人気でDHバーを付ける人が増えたのと似たような感じなのだろう。
では、何故ローディー達は批判的なのかというと、現在はUCIで禁止されているからだろう。
一般ユーザーには関係のない話なので、便利だと思えば積極的に使えば良い。

目標の最終形態に先駆者がいた。
 
マルチハンドル+ドロップ+バーエンド。
若い子は常識にとらわれないから面白い。
バーエンドのところはDHバーにしたいところだ。

マルチポジションハンドルバー上面 ドロップバーエンドバー購入から2年半
上の形態を実現できそうな面白い形の
マルチポジションハンドルバー(別記事)を入手。

DHpは楽しいが、フラットに比べると少し扱いにくい。